会山行紀行文 10.8.7日(土)
  〜8月9日(月)
NO.86  
西穂高岳・2909m
焼岳・2455m
参加者12名
(男4・女8)
2077 S/S
≪コースタイム≫
7日(土) 新潟駅10:00=栃尾温泉オートキャ15:00(泊)
8日(日) 栃尾温泉オートキャンプ場6:30=新穂高ロープウエイ8:00〜西穂高山荘10:00〜独票12:00〜
      西穂高岳14:00〜西穂山荘16:00(泊)             
9日(月) 西穂高山荘5:20〜焼岳小屋9:10〜焼岳頂11:20〜中尾峠12:30〜中尾温泉15:30=新潟駅20:00
(8月7日)
 10:00、我々12名を載せたバスは、猛暑の続く新潟を後に北陸道から富山を抜け、41号線を南下して471号で栃尾温泉オートキャンプ場に15時頃到着。
 夏休みで家族キャンパーで盛況のテント村の一画に早速4張りの天幕を設置。夕食の宴会が始まる。リーダ仕込みの肉汁に各人持参の料理でビールもはかどる。
 7時早々にテントに潜るが暑苦しくて寝付かれず、夜の長い事まいりました。
栃尾温泉オートキャンプ場 テント設営後宴会
(8月8日)
 5時半に起床し早々に朝食。
テント撤収後、6時半バスの迎えで新穂高ロープウエイ乗場へ。始発の8時には既に100人程の列。
高低さ800mを7分程で西穂高口へ。「登山計画書」提出後、西穂高山荘へ向う。1時間半程の歩行で樹林帯を抜け出た所に山荘が有る。多くの登山者でいっぱいだ。
白樺平から新穂高ロープウェイ乗車 西穂高山荘到着 山荘から丸山付近
 早速軽装で本邦西穂高へ出発する。独標までは登山道に長い列が続く、丸山を過ぎ長いガレ場の急登先の岩峰上に大勢の人影が見えて来た。独票だ!2701m西穂独票に全員立つ。
独標奥に西穂岳の稜線が続く これから本番岩稜に挑む イワキキョウが緊張を和らげる
 目的峰は遥か先ガスで霞んでいる。ここでリタイヤした2人を置いて、岩稜の続く西穂へ2対1のサポート組んで出発開始。鎖場や岩登り、3点支持や落石注意の声が響く。
ピラミッドピークからジャンダルムへ 振り返ると独標の賑わい 西穂の頂上到着
前穂重太郎新道の先に岳沢ヒュッテが 下りの丸山付近から奥穂の稜線を振り返る ハエマツの中から雷鳥のお出まし
ピラミッドピークよりの大展望!  (1699 M/Kさん撮影のパノラマ画像)
 緊張の連続で疲労も限度状態に達した頃、漸く西穂頂上に到着した。全員で握手バンザイ!
ここまで来るとさすがに登山者も少ない。眼前に立ちはだかる岩稜の雄ジャンダルム、そして奥穂高幾多の命を飲み込んだ事か、また雄姿が謎のベールに包まれる様にガスで隠れた。
 すっかり静まり帰った山頂を後に、山荘へ戻る。帰り道雷鳥の見送りで疲れが飛んだようだ。
西穂高岳山頂  (1699 M/Kさん撮影のパノラマ画像)
(8月9日)
 暑さで寝苦しかった朝を4時半に起きる。外は先ほどまで雨模様だ。
5時過ぎの出発時には晴れていた。樹林帯の石や根っ子の多い山道を3時間半程で焼岳小屋到着。水を補給して中尾峠へ。
樹林帯脇に焼岳小屋が現れる 中尾峠より噴煙の間から焼岳頂上が見える 頂上付近から遠く鷲羽・水晶・右手薬師を拝顔
ここで女性は空身になり焼岳頂上目指す。火山石と硫黄ガス、そして急登で心臓が飛び出しそうだ!11時山頂に到着。
 握手でお互いの健闘を称えあう。笠ヶ岳・双六・鷲羽水晶・薬師・槍穂高連峰360°展望台、最高のご褒美です。予定時間超過の為、急ぎ下山開始、中尾温泉へ向う。
 100名山焼岳に全員無事立つ 中尾温泉へ下り途中に40M白水ノ滝が見えた この橋を渡ると山旅もフィナーレを迎える


途中白水の滝に一服、13時半到着。

温泉で入浴し、食事後松本経由で20時新潟駅到着しました。     
                          (おわり)






(独標の頂きに立つ)