会山行紀行文 | 10.7.26日(月) 〜28日(水) 晴れ |
NO.81 甲斐駒ヶ岳・2967m 仙丈ヶ岳・3033m |
参加者12名 (男8・女4) |
1947 T/Y |
≪コースタイム≫ 26日 新潟駅南口4:00=小渕沢IC7:30=竹宇駒ケ岳神社8:10〜刃渡り(12:45-13:00)〜七丈小屋13:50
27日 七丈小屋5:00〜甲斐駒ケ岳(6:50-7:00)〜北沢峠(9:55-10:30)〜仙丈5合目11:55〜仙丈小屋13:30 28日 仙丈小屋肩(御来光)4:40〜仙丈小屋6:00〜仙丈ケ岳(6:15-6:25)〜小仙丈ヶ岳7:10〜北沢峠9:00=
戸台10:40(仙流荘・入浴。食事)=新潟16:50 |
”竹宇駒ケ岳神社”に参拝してから、白川の吊橋を渡りいよいよ日本三大急登一つ”黒戸尾根”に挑戦。
はじめは樹林の山腹につけられたジグザグの登山道を登る。笹ノ平までは急な登りになったり平らなったりを何回か繰り返したところで、
狭い岩場のクサリ場が現れた。 ・・・・・いよいよ急登の始まりか。
竹宇駒ヶ岳神社出発 | 今のところ穏やかな登山道です | 黒戸尾根、急登の始まりです |
黙々と登るだけ・・・キツイ! | 梯子の連続・・・・キツイ! | ようやく七丈小屋到着! |
少し下って五合目の鞍部で昼飯を摂り、ここから急な登りと長いハシゴが立て続けに現れた。
垂直な岩場をクサリにすがって越えると、目の前に七丈小屋が現れた。緊張感から開放されて、小屋前の冷たい清水がとても美味しかった。
小屋には初老の三人が居るだけ、甲斐駒ケ岳登山で黒戸尾根コースを選ぶ登山者は少ないようです。
これまで登ったブナダテ、早月尾根(三大急登の二つ)と比較して、今回は最も難儀な思いがしました。
取りあえず・・・ビール! | リーダーから「明日はキツイよ」の説明 |
(二日目)
小屋裏のハシゴを登ってハイマツの中を進むと八合目。鳥居や鉄剣が立っているここから白砂のザレ場になる。
広い甲斐駒ヶ岳山頂には不動明王が祀られ、天気快晴四方展望は一級品です。
鳳凰三山、富士山、北岳、これから登る仙丈ヶ岳、中央アルプスに北アルプス、八ヶ岳など深く脳裏に焼き付けました。
二日目、いよいよ体力勝負! | 手に汗! 手に鎖をシッカリと! | 八合目御来光場 |
御来光場から望む山頂 | 疲れた顔をしないで〜 | これから向かう仙丈ケ岳 |
山頂の展望を楽しんだ後、これから登る仙丈ヶ岳を正面に見ながら北沢峠まで,1000mを下ります。
北沢峠は展望はないが林間の清々しい場所です。昼飯には早いが長衛山荘でラーメンを食べ、南アルプスの”女王”仙丈ヶ岳への登山に備えました。
雪のように白い仙丈ヶ岳山頂 | 北沢峠へ下山中、六方石前で〜す | 北沢峠に下山、ここからまた登ります |
日差しが強いが心地よい冷たい風に助けられ、大滝頭まで一気に登りました。
リーダーから「藪沢小屋方面コースに変更」の声、ダテカンバ林の木陰の平坦な道、時折滝が現れ気持ちよい登山道です。
昨日の急登と比べると極楽のような道に、リーダーの配慮に感謝します。
馬ノ背分岐に登り詰めると、今夜の宿・仙丈小屋と山頂が目に入り急に足が上がらない。やっとの思いで小屋に到着いたしました。
また小屋前に陣を構え夕飯まで宴会。自然保護員の野外講演あり、今朝登った甲斐駒ケ岳を眺めながら、抜けるような青空の下でいい時間を過ごしました。
仙丈小屋に到着、またビール? | 自然保護員の野外講義 | 仙丈小屋からの仙丈ケ岳 |
仙丈小屋前からの甲斐駒ヶ岳 |
(三日目)
四時起床、小千丈の肩でご来光を拝み、五時朝食、六時半には仙丈ヶ岳の山頂に立ちました。
昨日苦戦した甲斐駒ケ岳、その先には八ヶ岳連峰が浮かび上がっていた。やはり夏は早朝に登らないとこんな景色に会えない。
青空に向かって吸い込まれるような気分です。
藪沢カールの下には泊まった仙丈小屋。背景には鋸岳が荒々しく迫る、まさに絶景です。
小仙丈岳へと進み、南アルプスの主役、北岳、間の岳、塩見岳が手に取るようです。
中央アルプスの山並みに酔いしれた | 鳳凰三山、オベリスクも見えました | 北沢峠からの村営バスで仙流荘へ |
|