会山行紀行文 10.6.27日(日)
NO.65  
浅草岳(新人歓迎山行)
・1586m
参加者23名
(男8・女15)
2070 S/F

コースタイム
  新潟駅南口(6:10)=ネズモチ平登山口(83050)〜桜ソネ登山口(925)〜カヘヨノボッチ(11:0011:15)
 桜ソネ登山口(12:15)〜ネズモチ平登山口(12:4013:10)=浅草山荘(13:3015:35)=新潟駅南口(1800)

 怪しい天気を気にしながららバスに乗り込んだところ、運転手さんが用意して下さった『てるてる坊主』が
入口につるしてあり、何気ないお心遣いに感動。このお心遣いが無駄にならないように願いつつ、登山口の魚沼市入広瀬に向かって出発。

 途中幾度も雨脚が弱まることもあり「さすが!てるてる坊主」と感心しつつ、登山口到着、しかし、登山口付近は大粒の雨。それでも参加者の熱い思いから登山決行を決定し、平井リーダーから「この雨ですので、登山路を変更して桜曽根(桜ソネ)から登ります。尚、状況に応じて”嘉平与のボッチ”か前岳で折り返すかもしれません」とご説明。

運転手さん心遣いの照ル照ル坊主 行動前の説明 遭難者慰霊碑の前で

 途中、雪壊で殉職された慰霊碑のご説明を受けたりしながら歩くこと35分、桜ソネ登山口に到着。
ここでもリーダーから「登山路の急変があれば直ぐ下山します」とのご説明を頂き、桜ソネを登り始めました。

 本来は見通しの良い尾根筋とお聞きしていましたが、それらしきポイントに差しかかっても霧の彼方を想像するに留まりました。
 山頂から降りてきた青年が「前岳付近は残雪が多いですが、花が綺麗ですよ」との情報を得るも、だんだん激しくなる雨脚の、中リーダーから「状況が良くないのでカヘヨノボッチで折り返します」との決定事項が発表されました。

 全身ずぶ濡れ状態で、且つ折り返さなくてはならないと若干の失意の中、漸く辿り着いたカヘヨノボッチに素晴らしいご褒美が待っていました。淡く上品なピンク色に思わず声をあげてしまう『ヒメサユリ』が群生していたのです。雨を気にしつつも夢中でカメラシャッターを押したことは言うまでもありません。


三角点の講習会 三角点”キャリブレーションスケール” 雨の中で熱心な勉強

 又、このボッチでリーダーから長さ18cmの木切れに数字の書いたものが配られました。これはリーダーご夫妻が三角点の勉強用にと特別に製作され用意された“三角点スケール”です。このスケールを使って三角点の見方、方角の見方等をご教授頂きました。

左上:林道横断沢の増水
右上:浅草岳山荘でのミィーテイング
左 : 持ち寄りの山菜料理。ご馳走様でした。

 この後、一気に下山し林道に出る頃には大量の雨で林道は川と化し、所々ではメンバー同士手をつないで渡らなくてはならない、まるで激流の沢を徒渉しているような感覚になる場所も数か所。それでもメンバー全員無事下山し、国民宿舎「浅草山荘」で冷えた身体を温め、やや遅めではありましたがメンバー持ち寄り山菜料理等が並べられたテーブルを囲み、賑やかな昼食会を楽しみました。

 また、機会を作りリベンジしたいものです。
平井リーダーはじめ参加されご指導頂いたリーダー各位に感謝申し上げます。 
     (おわり)