会山行紀行文 | 10.6.13(日) | NO.52 平標山・1984m 仙ノ倉山・2026m |
参加者24名 (男9・女15) |
1866 S/T |
≪コースタイム≫ 新潟駅南口6:10=関越道・湯沢IC7:45=元橋登山口8:25〜鉄塔9:30〜松手山10:10〜大山祇11:15 〜平標山(11:45-12:30)〜仙ノ倉山(13:15-13:25)〜平標山14:10〜平標山の家(13:40-13:50)〜 林道出会15:35〜元橋登山口16:30=湯沢IC=新潟駅南口19:00 |
しばらく続いた晴天も、来週からは「梅雨に入るでしょう」という予報の下、例年実行している会山行・谷川連峰の平標山とそれに続く仙ノ倉山に行ってきました。
参加者は24名、天気予報は晴れだったのですが、現地の空は曇り空。元橋の登山口は既にたくさんの車で一杯です。「降らなければいいなぁ」と思いつつ元橋登山口から登り始めました。
タニウツギ | 新緑の登山道を登る | 山ツツジ |
最初からいきなり急登。こりゃ「お日さまギラギラよりも、今日の天気の方がいいなぁ」という仲間の言葉に皆んな納得です。登るほどに風も出てきました。かなり汗もかきますが、この風に随分助けられて、予定よりもやや早く松手山・1613m到着。
ややガスっていますが、苗場山や苗場スキー場も見えます。ホッとする一瞬です。
松手山付近からガスの山頂を望む。 | シラネアオイ | イチゲの群落 |
ここから先の稜線はスッキリしたウェーブを見せており、私の好きな風景です。
やがて大山祇の碑を過ぎて辛い急登が始まりますが、イチゲやキンポウゲ、シラネアオイ、シャクナゲ、コケモモなどの花々が疲れた身体を随分慰めてくれます。
この山は、関東と新潟の双方からの交通の便がいい為に、休日ともなればたくさんの登山客が押し寄せます。まして花の山としても知られているだけに、この時期の登山者はかなり多くなっています。追い越したり道を譲ったりしながら、12時前に平標山頂上に到着!
かなり登ってきました、山頂は間もなく。 | 見事なシャクナゲのオンパレ。 | シャクナゲ |
山頂広場でお約束のランチタイム。
皆さんから手作りの料理や季節のものなどをたくさん頂きながら、楽しく過ごさせて頂きました。
しかし、天気の方が風も強くなりだし雲の色もやや黒いものへと変わってきました。なんとか降りださない前に仙ノ倉山を往復してきたいものです。
ミネ桜 | ハクサンコザクラ | キジムシロ?黄色は難しい・・・・ |
例年の会山行では、仙ノ倉山へは行きも一時間帰りも一時間丁度ぐらいの時間なのですが、今回はちょっと急ぎ足、いつもよりやや早い時間に頂上到着でした。生憎、ガスが立ち込めてきて山頂からの風景は何も望めません。記念撮影だけを済ませて登ってきた道を引き返します。
平標山と仙ノ倉山の間は特に花の多い所。本来なら、ゆっくりと花を鑑賞し撮影を楽しんだりする所ですが、何分風が強くなってきて、とてものんびりと撮影が出来るような状況ではありません。
キンポウゲ、シャクナゲ、イチゲ、オウレンなどに混じって、ハクサンコザクラも少し咲きだしていました。もう10日ほども遅いと、一面のハクサンコザクラの紫の花が一杯に咲くのですが、今はまだホンの数えるほどの数です。シャッター速度を早くして何枚かの写真を撮っただけで、平標山へと登り返します。
ミネズオウ | 平標山の家 | 平元新道”林道出会” |
下山は、”平標山の家”へと下り、更に平元新道から岩魚沢林道を経由して元橋へと戻るコースをとりました。
平標山の家は数年前に改装されて中も外もきれいになり、快適な山小屋へと変貌していました。ここからの下山コースは風も止み、雨の心配もまぁまぁ要らないほどの穏やかな天気となってきました。
平元新道もかなり手直しをしたとみえて、新しい階段も作られ随分歩きやすくなっていました。林道出会から更に一時間ほどの車道を歩いて予定よりも45分ほども早く待機しているバスへと戻ってきました。
今回の山行も、参加者の皆さんの協力のお陰で無事に終了する事が出来ました。それにしても、皆さん健脚です。
平標山頂上にて | 仙ノ倉山頂上にて、ガスのカモフラージュ。 |
(雪形) 今年は例年よりもやや早めの日程で山行を実施しました。
いつもより雪の多い年。ならば花もいいけど、谷川連峰の山々の斜面を飾る”雪形”を皆さんに見て頂けるかもしれない。淡い期待を持っていたのですが、予想以上に消雪が進み、雪形は殆んど見えませんでした。
以下に2006年6月2日に撮影した雪形を掲載してみましたので、ご覧ください。動物の姿に見えませんか? (おわり)