会山行紀行文 10.3.20(土)
晴れ
NO.13  守門大岳・14332m 参加者15名
(男10・女5)
1862 Y/I

≪コースタイム≫
  新潟550620PA合流−720二分735910保久礼小屋−947キビタキ小屋−
  10
41大岳11111130キビタキ小屋(お昼)12031215保久礼小屋−1332二分1350現地解散

一番見頃な3月に”東洋一の大雪庇を見に行くべし”と企画はしてみたものの、心配の種は尽きませんでした。
一般の山と違って、雪庇ツアーとなると条件がいくつもあり、成功の確率は非常に低いのです。まずはその日の天気、ガスっていたらおじゃんです。どんなに苦労して登っても報いられません。それから、雪庇の発達具合。小さな雪庇なら雪の山に出かければどこにでもあります。守門岳が守門岳たる所以は東洋一の雪庇があるからです。

 今年の雪庇はどうなのでしょう?。それに、直前の雨や黄砂で見栄えが落ちていたりしたらがっかりです。そして何よりも、晴れていれば何とも無い一本道ですが、天候悪化時のルート確保、頂上がアイスバーンにでもなっていたらどうしよう。

 山行日は20日に決めていたとは言え、天気が悪ければ3連休の21日、22日に順延するという柔軟な態勢も考えていました。ところが、1週間前の予報では、3連休の3日間とも雨。はてさてどうしたものか。そのうち、ありがたいことに20日のみポツリと晴れマーク。してやったり、何とかなりそうだぞ。ところがところが、直前になって、低気圧が猛烈に発達して北海道方面に移動するという最悪の天気図、やっぱりだめか付いてないなあ。

 しかし、大荒れの天気というニュース報道に反し、日中はお日様マークが続いているのです。狐につままれたような気がしました。まあいっか、少々風が強くても、ダメなら引き返せば良いや。そんなこんなで、揺れ動きつつも当日5台の車に分乗して出かけました。結果は、天井大風でもすこぶる良い天気、雪庇も見事、ハッピーな雪庇ツアーとなりました。でたしめでたしでした。             (おわり

青空に映える守門大岳

猛烈に発達した低気圧の接近が危ぶまれましたが、何とか1日晴天に恵まれました。

守門大岳が明るく微笑んでいます。されどはるかなる道程、気を引き締めて登りましょう。

頂上直下の楽山会御一行様

大岳頂上はなだらかで広い雪原です。もう一息、隊列は少しバラケましたが元気いっぱい進みます。

しかし、頂上は強風、鼻水を垂らし震えが止まらない人も居りました。とにかく動いていないと寒いのです。

中津又岳の雪庇と粟ヶ岳

巨大な飛行機の主翼のように見えます。雪庇の縁を渡り、中津又岳から尾根沿いに滑って行くスキーヤーの姿も結構見られます。

寒い中でとりあえず記念写真

南風で暖かいのですが、とにかく強風、体感温度はぐんぐん下がりました。全員集合といきたいところですが、寒さですぐに下山する人も居て揃いません。とりあえず残った人で記念写真。

東洋一の大雪庇

説明不要。今年の雪庇は見ごたえがありました。来た甲斐がありました。感激です。

いつもながらの楽しいお昼

一段下がってキビタキ小屋に集合、いつもながらの楽しいお昼となりました。

今日の山行は、登り4時間の予定でしたが、何と3時間ちょっとで頂上を踏みました。

天気の良い内にという逸る気持ちと強風に煽られての寒さから逃れるためにそうさせたのでしょうか。
それにしても、皆さん健脚でした。