会山行紀行文 | 10.2.21(日) | NO.8 棒目貫の菅倉山 沼ノ峠山 |
参加者15名 (男8・女7) |
1861 K/Y |
阿賀町上川の「丸渕わらび園」の先、棒目貫集落(2戸?)から御前ヶ遊窟に向かう登山道を行き、鍬沢を渡渉したら登山道と分かれて杉の斜面を登り尾根に出れば、あとは県境の沼ノ峠山まで一本尾根です。
棒目貫の木々にはたっぷりと綿帽子が着いていて、前日にそうとうの雪が降った様子でした。でも、お天気が良いのでルンルン気分で身支度を整えました。しかし、雪の上に立ってみると、雪はひざ上まで来るので、これは難儀するなと思いながら出発しました。
鍬沢の渡渉点では岩に乗った雪が、キノコの笠のような雪庇になっていて、尋常では流水点に降りられません。雪庇を突き崩し、階段を作ってようやくのことで流水点に降りました。棒目貫から渡渉点まではたいした距離ではないのですが、全員が渡渉を終えた時には、出発から1時間が経過していました。
渡渉を終えた後は順調でした。
杉林の急斜面を猛者のラッセルで登り切ると、尾根の足の沈みは膝下で、ラッセルは快調、パーティーは和やかに進みました。右手には木立越しに御前ヶ遊窟の荒々しい岩肌や井戸小屋山が見え、左手には大倉山や金凍山が見えます。標高720mを過ぎると菅倉山の山頂が指呼の間に見えてきます。菅倉山までは1時間も掛からない、菅倉山でお昼をゆっくりとと思いながら歩いて行きました。
ところが、標高800m付近から突然雪が深くなりました。ラッセルトップは腰まで雪に沈んでいます。菅倉山の山頂はもうそこなのですが、どうにもこうにも先に進んでいけません。苦闘の末、ようやく菅倉山の山頂に着いたのは午後1時でした。膝程度のラッセルなら30分ほどの行程に3倍の1時間30分を要しました。
菅倉山から沼ノ峠山までは通常1時間ほどですが、この雪では3時間掛かる計算になります。とうてい沼ノ峠山までは行けません。行程を打ち止めにし、遅い昼食を摂りました。
<行程> |
この尾根をひたすら進めば菅倉山、 |
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正面の林のピークが菅倉山の山頂です。 ラッセルはこの辺までは快調でした。少し先の鞍部の辺りからは 雪が腰まで来るようになりました。 |
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雪との格闘です。 |
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菅倉山の山頂から見た沼ノ峠山です。 |
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今回の山行のメインイベント。 |
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帰りの鍬沢の渡渉。 |
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この谷を登りあがって右に進めばまもなく林道です。 (おわり) |