会山行紀行文 09.12.12(土)
     〜13(日)
NO.119  
七面山・1982m
参加者25名
(男性11:女性14)
2044 S/H

<コースタイム>
(一日目・12日)

  新潟駅600−羽衣登山口(11501236)−23丁目中適坊1405−36丁目青雲坊1503
  −敬慎院山門
1548−敬慎院1554
(二日目・13日)
  敬慎院720−展望台723−七面山山頂(814820)−敬慎院(900914)−登山口
   (11
141230)=身延山総本山13101350=新潟駅1930

 七面山は山梨県に位置して日蓮宗霊場の”敬慎院”が山頂近くにあり、一年中多くの信者が白装束姿で訪れ、また敬慎院の境内にある展望台からの富士山の姿は、多くのカメラマンの絶好の撮影ポイントとしても有名だ。
 新潟から遠くなかなか行けないところだと思っていたが、会山行があるのを知って参加させてもらった。「12月の七面山は寒いよ」と聞いていたので、防寒には充分の対策をとり、ライブカメラで敬慎院展望台には雪があるのを見ていたので、雪道にも対応できるようにピン付きの長靴で出ることにした。

<一日目>
 冷たい雨の中、夜も明けていない真っ暗な道を途中合流の栄PAに車を走らせた。バスが来たときにようやく空が明るくなり、バスは北陸自動車道から長野自動車道を通り、中部横断自動車道の増穂ITで一般道に入り羽衣登山口に到着。 途中新潟県を出るあたりから空は晴れ、八ヶ岳、南アルプスの勇姿を見ながらのバスの旅だった。富士山もきれいに見えた。「このまま晴れていてくれ」と願いつつ、6時間近くの長い、実に長いバスの移動時間を過ごした。

登山口にて 途中で林越しに見る富士山 りっぱな休憩所
階段状の道を黙々と 敬慎院正門 敬慎院境内

 バスから降り、少し離れた陽だまりの道路脇で昼食。暖かい、これなら防寒具はいらないとシャツ一枚だけで登ることにした。
 一般の信者が登るルートだからたいしたことはないと思っていたが、どうしてどうして初めから階段の連続、道はなるほど整備され、まっすぐ上に伸びる杉林は見事だが、平らなところが何もない。前かがみになっての登りの連続、どこまで階段が続くのか、「早く休憩を!」と試練の連続だった。
 信者のためかベンチが随所に整備され、立派な休憩所も4箇所ほどあった。半分を過ぎたころより富士山が林越しに見えた。雪をたっぷりかぶった姿は、一ヶ月前に見たものより感激が大きかった。途中下ってきた人は何人かいたが登って行く人を追い越すことはなかった。3時間半もの間、白装束の登りの人には会わなかった。我々のスピードは速いはずなのに。

これが有名な夕食 夕食風景

 敬慎院には16時少し前に着いた。17時から夕食。
「えっ!、たったこれだけ?」と、話には聞いていたが超ヘルシー(?)なメニューに、ご飯はおかわり自由なのでどんぶり二杯を食べた。
 18時から途中ちょっと休憩を挟み夕勤(お経と焼香)があり、強制参加させられた。終わったのが19時15分。本堂は寒いと聞いていたが、しっかりと防寒具に身を包み寒さと眠さ(?)に耐えた。21時消灯、長いロールのような布団に、みんなで入って寝た。風邪をひくとやばいと思い、風呂に入らずお寺から借りた湯たんぽを抱いて、寒さに耐えた。

<二日目>
 5時半に起床。6時から朝勤、6時35分ご来光と張り紙があったので、途中で抜け出し展望台に。
見えるはずの富士山は雲の中。戻って朝食後7時20分に出発。ここからは昨日と違って雪道、わずかのトレースと鹿の足跡、1時間弱で山頂。
 展望は林にさえぎられまったくなし。記念写真を撮り、すぐに下山。階段が多いので足の位置に注意、膝がガクガクなり始めるころに登山口着。
 時間が予定より早いからと、お風呂、昼食もあわただしく済ませ、急遽身延久遠寺(日蓮宗総本山)に寄るという。「いやあ、すごいお寺だ」と感激した。寺見学のあとは、バスに乗り来た道を新潟に。到着時刻はほぼ予定通り、実に綿密な計画変更だった。

展望台にて りっぱな杉林
七面山山頂にて  身延山久遠寺にて

今回も全員完登、リーダーはじめ諸先輩には感謝です。実に遠いところまで連れて行っていただいた貴重な体験でした。(終わり)

【山行中のスナップ】