会山行紀行文 09.11.2(月)〜
     11.3
(火)
NO.114  三ツ峠山1785m
       御正体山1682m
参加者14名
(男性6:女性8)
2044 S/H

≪コースタイム≫
 (一日目) 
    新潟駅
600=三ツ峠登山口11301200−木無山1311開運山(三ツ峠山山頂)1325
     −登山口
1435=宿1600
 (二日目) 
    宿
725=道坂隧道登山口8008101228Mピーク843−白井平分岐1028−御正体山頂上
      11
171200−登山口14251445=新潟駅2100

 三ツ峠山は以前から登りたかったが、遠いところゆえ、なかなか叶えられなかったが会山行があると知って参加させてもらうことにした。天気予報は初日が雨の予報だったが、前日の予報で曇りに変わり、三ツ峠山から富士山が見えることを期待して当日を迎えた。

<一日目>

 新潟駅を定刻に出発したバスは(私は栄PAからの乗車)関越自動車道から圏央道、中央自動車道を通り河口湖ITで降りた。途中雨が少し降ってきたが、「三ツ峠山に登るかどうかは現地に着いてから決めよう」と、リーダーの説明。
なんとか晴れてほしいと願う。幸運なことに登山口に着いたときには雨は止んでくれた。登山口で昼食を食べ登ることになった。

登山道中腹で一休み 三ツ峠山山頂で 落ち葉を踏みながら下山

 三ツ峠山の登山道は自動車もなんとか通れる広い道だった。でも景色は期待できず、途中の紅葉も黄色と緑だけで赤が抜けていた。登山道を歩くこと1時間強で木無山山頂に着く。メンバーの中には何度もここに訪れた人がたくさんいて、「この方向に大きな富士山が見えるのですよ」と、いろいろ説明してくれたが、そこには真っ白なガスが見えるだけで、これが夢にまで見た三ツ峠山かと”運の無さ”を感じた。

三つ峠山登山口駐車場のもみじ 宿で夕食風景

 集合写真を撮り、ほんとうの山頂へ階段を登る。そこから見えたのもガス、ガス、ガス、富士山なぞどこにも見えなかった。いつかリベンジしないと・・・・・。
下山後、バスは中山湖湖畔の民宿へ。
豪華な夕食をみんなで食べながら山談義、翌日の晴天を期待して布団に入った。


<二日目>
 朝起きて外を見ると、真っ白な富士山が見えた。あわてて着替えて宿の外に出た。湖の前の広場に大勢のカメラマン、私もカメラを構え朝日に映える富士山を撮った。なるほどこの宿の立地条件は最高だと納得した。

宿の前の山中湖湖畔から見た富士山 水溜りに映る逆さ富士 豪華な宿の朝食

 またも豪華な朝食を食べ、出発した。
御正体山登山口である道坂隧道登山口に着くと、雪が少しだが積もっていた。準備をして出発、杉林の中のいきなりの急登、みんなに遅れないように必死でついていく。
1228Mピークで暫し休憩。そこからは緩く登ったり下ったり。
 途中、富士山がほんの少しだけ姿を見せてくれたが、天気は快晴なのに富士山の勇姿はその時だけ。代わりに遠くの山々はよく見えた。浅間山、荒船山も見えたようだ。東京のビル群も見えたようだが、私の目では確認できなかった。休憩があればザックから望遠鏡を出して確認したかったが、休憩のときには林に囲まれ眺望なし。前の日登った三ツ峠山もすぐ近くに見えた、憎らしい三ツ峠山が実にはっきりと見えた。

雪の残る道坂隧道登山口 たぶん初冠雪だろう道を歩く 登山道でここでだけ富士が見えた

 だらだらした登山道は、白井平分岐から最後の登りになる。この登りが実にきつい。2時間以上歩いたあとでの急登。ここに来る前、出張続きで二週間も運動をしていなかった。さすが準備不足の身には堪えた。
雪の残る山道を一歩一歩前に進めて、ようやく御正体山の頂上に。試練を耐えて登った後の達成感は実に気持ちいい。山頂からの景色は望めないが、林に囲まれて風がなく、太陽光が差し込み暖かく感じられる。林の間からは富士山も望めるのだが、林が邪魔でカメラにうまく撮れない。眺望は諦めるしかない。

急登を進む 枯葉の中を下山 枯葉の中を下山

御正体山山頂にて

 頂上で、宿から用意してもらった弁当を開いて昼食。下山は登ってきた道を引き返す。
11月だというのに真っ青な青空の下、太陽のまぶしい光を全身に浴びながら、ルンルン気分での下山。冬日和を満喫した。予
 定よりもかなり早く下山できた為か、帰りは予定を変更して中央自動車道を松本、長野経由で新潟駅に。途中バスの窓から見えた富士山、八ヶ岳、そして鳳凰三山や甲斐駒などの南アルプスの勇姿群には、実に感動した。もちろん北アルプスも夕暮れの中に、白い雪にたっぷりと覆われた全容を見せてくれた。
 来年はどの山に登ろうか?、バスの中から大パノラマが楽しめた。栄
PAで一足先にみんなと別れた。すばらしい二日間だった。リーダーはじめ多くの先輩たちのおかげで貴重な体験のできた二日間でした。皆様ありがとうございました・・・・・最年少の参加者より。           (おわり)