会山行紀行文  09.07.22(水)
      〜26日(日)
NO.61
トムラウシ山・2141m
参加者17名
(男性7:女性10)
2017 M/T

≪コースタイム≫
22日 新潟港10:30=新日本海フェリー(船中泊)
23日 小樽港4:30=バス=五色温泉登山口7:00〜ニセコアンヌプリ山頂8:45=東大雪荘18:00(泊)
24日 東大雪荘3:30=短縮登山口4:00〜カムイ天上5:20〜コマドリ沢出会7:25〜マイトム平8:30〜トムラウシ公園9:00
    〜トムラウシ山頂(10:28-11:10)〜マイトム平12:45〜コマドリ沢分岐14:00〜登山口16:45=ひだか高原荘19:55(泊)
25日 苫小牧東港18:00=新日本海フェリー(船中泊)
26日 新潟港15:30

【7月22日〜23日】
新潟港
10時30分、男性7名、女性10名の総員17名で新日本海フェリーに船に乗り込み、早速お昼をかねてミーテング。23日4時30分、小樽港着。直ちにニセコアンヌプリ1308mへ。
 
(オトギリソウ、オトギリソウロードかと思うほど      (豪農いちごを食べて休憩)
たくさんの群落が・・)
 署寒観光のバスで五色温泉登山ロ7時。登る時はあいにく小雨、次第に雨は止んだがガスは濃い。登山道の脇の花は露を含み、なんとも愛おしい。緩やかな登りで、オトギリ草、イワブクロ、濃赤のコウリンタンポポ、キンレイカ、チシマギキョウ、エソエンテイカの群落もある。
 豪農いちごを見つけ
戴いたりして、休憩をいれて8時45分頂上に着く。ガスで周りはみえず、ニセコ観測所跡の石積みのある頂上でコーヒーを飲み、三角点にタッチして9時10分下山。途中一瞬ガスが切れ、周りの景色が見えると、なんとも雄大です。地元の人は長靴で登つておられた。また陽のあたる花をみながら、花に詳しい加藤さんから名前を聞きながら1045分ピストンで下山し、バスで今夜の宿泊先東大雪荘へ。18時前に着く。美味しいお刺身も出るし、温泉も良い国民宿舎でした。
 
(エゾゼンテイカ、登山道脇に群落)            (頂上のニセコ観測所跡)

7月24
 今日はトムラウシ山だ。
朝3時
30分、東大雪荘をバスで出発して短縮登山ロヘ。まだ薄暗いが靴を履3き、トイレに寄って4時出発。ライトは要らない。
 樹林の中の道はぐちやぐちや状態が続く、カムイ天井5時
20。笹の刈り払いされた見晴らしのきく所で、泥をよけ朝飯。あいかわらずの泥寧の道を登る。7時25分、沢の音が聞こえてくるとコマドリ沢出合。他の団体さんも休憩、沢水は冷たい。沢を渡るとアオノツダザクラ、エゾノツガザクラ、ハクサンイチゲと花は多いし、雪渓も2回歩き、岩礫の道を通って一面雄大な平坦な場所にお花が咲き乱れているマイトム平8時30分。トムラウシ公園は池塘と岩と花の咲き乱れる庭園だ。     
 
(短縮登山口、朝3:54)                   (コマドリ沢分岐)
 
(雪渓登り 7:38)                      (エゾノツガザクラ)
 
(マイトム平からの岩場登り)               (トムラウシ公園に下る)
 9時着、この公園一つを見ても、北海道の山のスケールが違うと思う。花を楽しんで岩榛の登りにかかる。途中ナキウサギの声かと思ったが、ホシガラスの声だと教えてもらう。コマクサも多い、ここは他の花とコマクサが一緒に咲いている。りすはすぐ岩の間に入ってしまったが、キツネは岩の上でジッとたたずみ、悠々と移動していく。岩の登りでも動物に出会えるなんて・・・・。トムラウシの頂上1028分、岩の頂上は広くない。
 
(コマクサ)                           (イワウメ)
 
(チシマギキョウ)                       (トムラウシ公園を過ぎた登り坂)
 昼食を終えて1110分下山。ガスで十勝連峰の山並みは見られなかったけど、花、花、花と何処までも続く大地に感激。マイトム平12時45分、雪渓13時35分、下山16時45分。明日の幌尻の買い物をして、宿泊先のひだか高原荘には20時少し前に到着。
  
(チシマキンレイカ)                      (トムラウシ山頂)

【7月25日〜26日】
 幌尻山荘より、前日からの雨で額平川が増水、沢は渡れないと大野リーダーに連絡が入る。
ミィーティングの決果、天気の回復の見込みなしと言う事で、計画を変更して新潟に帰ることに決定。
苫小牧東港で待っている時、昨日トムラウシで会ったご夫婦に「額平川の水は胸まであった、行かないで良かったですね」と、言われる。

胸をなでおろし18時船に乗り込み帰路へ。
26日15時30分新潟着。
この山行でも色々な事を教えていただき、新人の私には勉強と反省の山行でした。(おわり)