会山行紀行文  09.07.14(火)
曇り
NO.54
西吾妻山・2034m
参加者23名
(男性12:女性11)
1916 M/O

                                       *写真はリーダーの1912T/Yさん、1917M/Sさんの提供です。

≪コースタイム≫
  新潟駅南口(
6:00)――白布温泉湯元(9:00)――北望台(10:00)……人形石分岐(10:20)……梵天岩(11:20)
  ……西吾妻山山頂
(12:05)……西吾妻小屋(12:20〜13:15)……西大巓(14:10)……矢筈山(15:00)……
  白布峠登山口
(17:15)――新潟駅南口(20:35)

  所要時間:7時間(休憩含む)[登り約3時間00分,下り約4時間00分]

 12時08分、我々23名は西吾妻山山頂2035mに到着した。皆元気である。皆さんはもう少し骨のある山かと思いきや、と少々拍子抜けの感あり。
 参加者は最高齢81歳のT氏、最年少は54歳のY氏である。会員番号2000番台の参加者も3名いる。皆すこぶる元気印のメンバーばかりだ。

団体行動なのでポイント・ポイントの設定時間は無理の無い時間にしてあるが、下見の時には、この予定で果たしていけるだろうかと危惧した、がその思いは無駄だった。
 天気は曇り、雨なし、霧が掛かり視界悪し、風が少々強い。服が湿っぽくなる中、我々は天元台ロープウエイ白布湯元駅を出発した。ロープウエイとリフト3本を乗り継ぐこと約45分、登山口に到着した。

 歩き始めから直ぐ急登である。その道は岩場で1歩1歩集中力の連続を強いられた。ここが今日の最大の難所だと言い聞かせながら歩く。皆黙って登っている。1時間30分で梵天岩に到着。この間は花の姿が見られず。
 

                  
 山頂で記念写真を撮る。滞在時間8分。雨模様でもあり昼食は西吾妻小屋で摂ることになった。12時15分小屋到着。小屋の入口で牡丹山山の会(新潟市)15名の団体に出会った。その中に楽山会のO氏とS氏顔を発見。楽山会会員はいろいろな処で活動しているのですね。広い小屋であるが両グループ全員では少し狭い、我々は内と外の2組に分かれての昼食となった。
 
 昼食後、リーダーが我々にと家から持参した6Kgもあるスイカを提供してくれた。こんな重いものを運んで来たなんて我々は感激。そのスイカを割って食べ、午後の行動へと気勢を上げた。リーダーの気持ちと我々の気持ちが一つになったスイカの味は忘れない。私の山行歴に残るだろう。

 さて下山となった。今日の下山コースは下見時には歩いていない。下見時に、山形県置賜森林管理署のガイド2名にお会いし下りコースを確認したところ、計画していた若女平コースは難所が多く、上級者向きなので避けたほうが良いとのアドバイスを頂いた。しかしどの程度か不明である。
下見メンバー4人は若女平コースを下山した。アドバイスとおり団体行動するには難があった。
そこで今日の白布峠コースである。
 

 
 この白布峠コースは西吾妻小屋(1980m)から白布峠(1445m)まで、標高差約500mを下る、予定時間3時間で500mを下りるのだから楽であろうと皆そう思って下り始めた。
 小屋から西大巓(1981m)〜矢筈山(1510m)の間は池塘群もあり、花のスポットが多くあった。白いチングルマ、黄色いミヤマキンポウゲ、白いコバイケソウの群生に出会い、写真タイムで多いに楽しむことが出来た。それからアズマシャクナゲの白とピンクの花がかわいい、赤いコイワカガミ、イワイチョウ、サンカヨウがあちこちに、今がさかりと活き活きとしていた。やはりここは花の宝庫だ。
  
 矢筈山を過ぎたころから、我々は下山との格闘が始まった。時間は15時。もう1時間で峠に着く、そんな思いで歩を進めども峠に到着しない。道は1本道なので間違いはない。昨日は大雨だった影響もあって悪路の連続。
あっちでキャー!、こっちでドテッ!という音。私もズルーッと滑ってしまった。このような道を格闘2時間、17時15分ようやく峠に着いた。

白布峠コースは若女平コースと余り変わらないと思う。若女平コースのほうが時間が短いのでそちらが良かったかも知れないが、何とも言えない。
 ともかく、全員怪我も無くバテもなく無事下山。長い下山でしたが楽しかったですね。
最後に「今日のリーダーの歩行速度はGoodだ」、とベテランリーダーのF氏が褒めていた。今日の山行は山田リーダー初回実施山行であった。これからもよろしくお願いします。      (おわり)