会山行紀行文  09.04.8(水)〜11(土) No.TL9  桜満開の古都を巡る
金剛山(日本二百名山)
・1125m
906 T/I

=== 桜だらけの金剛山と葛城古道を楽しむ山旅 ==== 参加者(男8名・女21名)

4月8日(木)
 6:10新潟を貸切バスで出発、京都東インターへ。
最初の訪問は醍醐寺。五重塔を見上げながら甘茶の接待を受ける。澄み切った青空と桜をバックにした五重塔は絵になる。
春爛漫、最初の宿は奈良県橿原市に移動して「サイクリングターミナル千輪荘」へ。

4月9日(金)
 全国的に晴れマーク! 朝食前に古墳を見ながら散策する方も多かった。 
8:00出発でロープウェイ千早駅へ。駐車場から駅までが急なこう配のコンクリートの上り坂。金剛山への登りは、石川リーダーの配慮でマミは先頭だ。ゆっくりと樹林の間を登る。ウグイスの鳴き声は、まだ一節か二節だ。
木陰で一息入れて、一歩一歩登る。最後の石段で金剛山葛城神社へ到着。
参拝後は、ちょっと小昼でエネルギーを補給しダイヤモンドコースを下る。途中、一等三角点(湧出岳?)にタッチ、ロープウェイ駅に到着。

 駐車場で持参の弁当を開く。桜チラホラ・・・風情あり。
バスで移動、葛城古道をトレック。前回と同じノッポのガイドは足が速い!どんどん離れる〜。リーダーも大声張り上げて「急がんでもいいよ、離れてもいいから〜!」・・・・それでもガイドとの距離は縮まらない。コンクリートの道は照り返しで暑くなってきた。高鴨神社から高天彦神社への道は、どんどんバラケた。
 リュックも持ってもらい、ベストも脱がされ、追剥ぎに遭ったお陰で身軽になり高天彦神社へ辿り着いた。バナナやパンを戴きエネルギー補給。

 これからは急な下りがあると言われてビビる。 だろも歩かねばなんね・・・・パワー全開!。
古都奈良の道を歩きながら、参加者中の最高齢であるマミに、サポート三人が付いて頂く事に申し訳なく思う。最高のロケーションを目に焼きつけ、山道に入る。

 枯葉を踏みながら歩く下りは、コンクリートの道よりも柔らかく、ソフトな感じ。やっぱいい!
膝が笑いだしてきたが、2本の杖に頼って3時間歩き通して極楽寺の山門に辿り着いた。が、バスを見たら気が緩んで参拝せずにバスへ。
「皆さんより10分遅れ」とリーダーに言われ、申し訳なく思う。

 宿での夕食時に窓から見た夕日に感動!山陰に沈む夕日の外側が五色に囲まれ、光り輝いている。初めてみた現象、日輪と言うんだそうだ。やがて、静かにゆっくりと山へ入っていった。神田さんなら、この光景をどんな文字で表わすんだろう・・・・。
この夜のビールは、石川リーダー、マミに付いてくれたサポーターに万感込めて感謝の乾杯! うんめかった! 朝までで爆睡・・・ZZZ.

金剛山山頂にて

4月10日(土)
足の痛みも無く、3日目に挑戦!
法隆寺は時間が早かったので、ゆっくりと見学。 桜、さくら、サクラ・・・・何処へ行っても桜だらけ。
善峰寺へ移動。弁当担いでエッチラオッチラ、楽山会はとにかく登る。山一つが全部桜で見事だ。桜の下で昼食の後は、京都へと移動。

円山公園の有名な桜の大木が、去年あたりから枯れ始めたと言われ、見に行く。やっぱ枯れ枝が目立つ。人をこぎ分け、場所取りのブルーシートの間を通り抜けて京都名物の「芋棒料理」の店へ。山行の中で憩いのひと刻、何かにつけて京都らしい旅情に浸る。桜吹雪に送られて妙心寺内の宿坊へ。

4月11日(土)

帰路に立ち寄った仁和寺境内。
ここにしか咲かない御室桜(おむろさくら)をバックに。

朝食前に朝の散歩。寸時も時間を無駄にしないのがリーダーの石川さん。明智光秀ゆかりの浴堂を見つけた。
心のこもった朝食の精進料理は大満足。
旅の終わりは、大急ぎで竜安寺(工事中)〜仁和寺(御堂桜満開)〜大覚寺(華道のセレモニーあり)を巡って締めくくり。 (おわり)