会山行紀行文  2008.11.05(水) NO. TL34 剱岳の大展望 ・ 快晴
中山(富山)・1255m 1699 M/K

11月5日(水)  快晴・無風・温暖
 
新潟地方では、10月の下旬頃から雨の日が続き、これでもう冬空に突入かと寂しい思いをしていました。
ところが誰の精進のおかげか?(もちろん私、とリーダーの声!)、当日は雲ひとつない晴天!!
33名(男9名・女24名)の会員を乗せた2台のマイクロバスは、北陸道を富山を目指して走りました。
高速道から見える北アルプスの山々に皆さんもう興奮状態です。くっきりと晴れた空に、朝日岳や白馬岳、毛勝三山、剱岳、立山、薬師岳などの姿が輝いて見えます。


   (馬場島手前のビューポイント・伊折橋からの剱岳全景)

滑川ICで高速を降りて、予定より早く馬場島(ばんばじま)登山口に到着。早速仕度をして10時10分駐車場を出発、10時15分中山遊歩道の標識から登山道に入ります。

 (登山口の案内板・遊歩道となっています)

遊歩道と書いてはありますがなかなかの急登です。しかし、道はゆったりとしたジクザクに作ってあるので、全然疲れは感じません。ナラや楓やヤマモミジの黄色や赤、オレンジの紅葉に励まされ、時々見える剱岳の勇姿に歓声をあげながら楽しく登っていきました。
一時間ちょっとで稜線に出ると、樹齢千年とも二千年とも言われる立山杉の巨木の立ち並ぶ”五本杉の平”です。巨木群が私たちを圧倒します。
 
 (登山道の紅葉)                       (五本杉の平)
 
 (剣岳本峰)                          (長次郎の頭・八峰の頭)
ここでリーダーから「山頂は狭いし、今日は大人数の団体なのでこの五本杉ノ平でお昼休憩にしましょう」と話があり、山頂より15分ほど手前でランチタイムです。
11時30分〜12時13分までおいしい食べ物が次々に回ってくる楽しいひと時を過ごし、いよいよ山頂に向かいます。
12時30分山頂に到着!「ウワァ〜!!」と、みんなの歓声!!
真っ青な空に白銀に輝く剱岳。あれが三の窓、小窓、マッチ箱、大窓、とゴジラの背のようなギザギザの稜線の名前を教えてもらいます。
左には毛勝三山、右方面には剱御前、奥大日、大日岳とパノラマが広がっていました。
  
  (山頂)                            (平日でも何組もの登山者が・・・)
 
(第1班)
 
(第2班)

(第3班)

(剱岳本峰のアップ)

(小窓・三の窓・マッチ箱ピークのアップ)
班毎に集合写真を撮り、みんなそれぞれ剱岳とツーショットの写真を撮りあい、いつまでも見ていたい眺めだったけど、振り切るように下山開始です。
下山は東小糸谷経由で早月川の支流・立山川に下る周回コースです。途中で沢を三回程、木橋で渡りますが、CLが脇でサポートしてくれ安心して渡ることができました。
14時20分下山後は、紅葉のきれいな剱岳・早月尾根の登山口や馬場島一帯を散策しました。「試練とあこがれ」の碑を見て、いつかこの登山口からも剱岳に登ってみたいとの思いが募ります。
 
バスの駐車場所から眺める剱岳は依然として白く輝き、空も雲一片なくこんなに快晴の日に「中山」に登れた幸せをみんなで喜びあいました。 リーダー初めご一緒してくださった皆様、本当にラッキー! ありがとうございました。  (おわり)