会山行紀行文  2008.10.13(祭)-14(火) NO.81 紅葉と秘湯、満喫の山旅
禿岳・1262m/高松岳1348m 1932 M/I

10月13日(1日目)
暑過ぎず寒過ぎず、最高の登山日和の中、6:00新潟駅南口を出発して東北へ向かいました。
今回の参加者は21名(男性7名・女性14名)
です。磐越道、東北道を走って、第一日目の目的地・禿岳(かむろだけ)登山口である宮城・山形県境の花立峠へ。
紅葉の見頃と連休が重なって、鳴子峡手前で渋滞に遭遇し
,予定時間をかなり遅れてしまいました。
この登山口でもすでに目に入る山々すべて赤、黄、緑に彩られています。
 
 (禿岳全景)               (気持の良い登山道))

少し腹ごしらえをしてから歩きだします。出発12:00。登山口からほぼ真っ直ぐな尾根が続いているようだ。
山頂へ着くまでづ〜っと視界がいい。右手には箱庭のようにオニコウベリゾートの風景が広がり、反対に左側には山形側の風景が広がります。
 
 (稜線からのオニコウベリゾート)     (モミジの稜線歩き))

素晴らしい景色と紅葉に、「ワァ〜、ワァ〜」っと感嘆の声を上げながら13:25山頂着。
あまり広くない山頂でしたが、時間が遅れた分だけ他の登山者が下山した後の山頂を、独占する事が出来ました。
 
 (遥かな稜線・明日の高松岳も・・・)   (栗駒山も望めます)

月山、鳥海山、栗駒山等ほかの山々も遠く近くに重なって眺められ、景観を楽しみながらしばしの休憩。
集合写真を撮影後、後ろ髪を引かれる思いで同じ道を花立峠へ下山しました。

下山後、宿に入る前に川原毛地獄を見学。硫黄の匂いを全身に浴びながら、もう温泉に入ったような感じです。
 
 (川原毛地獄の噴煙)           (旅情豊かな秘湯の宿)

今晩の宿である奥山旅館の夕食はごちそうがいっぱい。食べきれないよ〜っ。アルコールもかなり入って楽しい宴会の後、明日の為に早めに就寝(遅くまで宴会の続いた部屋もあったようでした。)

  
 (夜空を眺めて露天風呂)                  (奥山旅館の水車)

10月14日(2日目)
「今日は昨日よりキツイ山だよ」リーダーに言われ、気を引き締める。泥湯登山口7:40出発。出だしはなだらかな登山道が続く。大きなブナの木が黄色い葉っぱを落としていて、落ち葉を踏みしめながら歩く。
 
 (黄色のブナ坂を登ります)           (小安岳は展望360度)

たいしたアップダウンがないのでルンルン気分で登れます。山道のすぐ脇に源泉も出ていました。朝食をたっぷり頂いたので、体力を温存したまま小安岳に到着、9:40。天気もよく眺望は360度で気分はさわやか。
  
 (小安岳から高松岳遠景・避難小屋も見えます)  (どことなくエキゾチックな、高松岳避難小屋)

山頂の標識にタッチして、次に目指すは高松岳だ。ここからでも高松岳の避難小屋がよく見える。登山道はほぼ良好。全山紅葉の山々を眺めながめしながら11:07高松岳到着(昼食)。

リーダーは晴れ男か、天候の巡りあわせか、紅葉のピークに照準を合わせた山行でした。「今年はもうこの紅葉で充分」と言う人も。
1時間弱の昼食タイムの後、次のピーク山伏岳を目指して11:50出発。
 
(振り返れば、今来た道が延びている)       (全山真っ赤な高松岳)

時々、木の枝や根っこが登山道をふさぐ箇所もありましたが、まずは順調に山伏岳に到着13:00。山頂の眺めを楽しんだ後、下山にかかります。振り返れば、今朝からの馬蹄形に歩いた稜線が一望できます。「あんな遠くから歩いたんだ〜」
 
 (下山路もいいモミジが見送ってくれて・・)   (落ち葉を踏んで気持ちよく下ります)

後は、ひたすら紅葉に彩られた登山道を川原毛地獄登山口を目指して歩ました。だんだん高度が落ちてきて、今度は見上げる景色もまた格別。 
2日間共、晴天に恵まれ楽しい、楽しい山行でした。皆さんありがとうございました。
  (おわり)