会山行紀行文  2008.09.10(水) TL27  鳥海山、朝日連峰も眺望
  天蓋山  (634.2m)  965 K/S
 
     天蓋山は村上市(旧朝日村)高根集落の北に位置する、展望の良い独立峰である。
     天候も漸く安定した9月10日午前7時、マイクロバスで新潟駅南口を出発した。
     高根集落より林道に入り登山前にまず、鈴ヶ滝探勝へ向かう。「日本の滝100選」に選ばれただけに
      高さ55mの堂々たる滝で、何度見ても素晴らしい。      


                        日本の滝百選「鈴ヶ滝の大滝
   
     マイナスイオンを充分に吸収し高根集落に戻り、広域農道高根・北中線に入り天蓋山へと向かう。
     天蓋大橋を渡るとすぐ右手林道分岐点に「900m先登山口」の看板があり、車はここまで。
     その林道を行くと右手に登山口の標識がある。ブナ、トチ、サワグルミ等の広葉樹林帯の中の
     登山道は一方のやゝ急な道ながら殆んど木陰で涼しく有難い。山頂近くザレ場混じりの登りにくい
     直登が現われるが、しっかりと張られたロープのお陰で、問題なく通過するとすぐ頂上だ。(登山口より40分)
     頂上には観世音菩薩の小さなお堂があり、かなり広い。遮る樹木もなく、360度の展望だ。
     早速山座固定にかかる。
     北遥かに鳥海山、摩耶山が望まれ、東には高根川源頭の大鳥屋岳。近くには駒ヶ岳、日倉山等の
     高根の名山。遠くには以東岳から続く朝日連峰の稜線が覗く。南には飯豊連峰も確認できた。
     西には新保岳。村上市街の先には海岸線が新潟市方向に弧を描く。その大観に時のたつのも忘れる程。
     下山途中ではサルナシ、マタタビの実の収穫もあり、又「まほろば」の湯で汗を流し一同大満足のうちに
     帰途についた。



         新潟駅着17:10分 (終)