会山行紀行文  2008.06.25(水) TL20 長靴軍団 栂池をトレッキング 
 栂 池 高 原  903 T/I
 
 晴れ渡った栂池高原駅に到着。期待と不安を胸にハーフスパッツをつける。大半の人はスポッと長靴に履き替える。
ゴンドラから見る景色は新緑鮮やか。ロープウェイに乗り換え自然園駅へ到着。残雪を見ながらゆるやかな坂を登る。山から吹きおろしてくる風はさわやかにホッペを撫でる。懐かしいヒュッテ、山荘の前を通りビジターセンターでチケットにパンチを入れる。
外へ出たとたん何と、なんと見渡す限りのミズバショウの湿原に思わず息をのむ。
バックがいい、、、。残雪のアルプス、新緑の山々。こんげ(こんなに)素晴らしい眺めに出会えたことに感謝、感謝。
整備された木道は雪なし。どこ迄もミズバショウだらけ、足元にも、右を見ても左を見ても大小さまざまの白い花。キヌガサソウがひっそり咲いていた。
    次第に雪が多くなり木道も埋まり雪渓(?)現われる。木の下にショウジョウバカマ見つけた。今頃見られるなんて、やっぱ雪がとけ
    たばっかなんだ。コバイケイソウの葉っぱいっぱいこと見つけた。どんどん雪が多くなる。立ち止まって顔を上げたら残雪のシマウマ
    模様の山が雲の切れ間から見えた。水の流れる音が聞こえた。楠川の雪庇の下を清らかな水が流れていた。
  いつもの事だがマミがゆっくりの為、サポーターがついてくれ申し訳ないと思う。
浮島湿原に着いた。H12年に来た時ここで老夫婦と5歳の孫に出会い、その後展望湿原で会い、そしてやせ尾根の急階段で又一緒になったのを思いだした。いつも来ていると言っていたあの女の子は、今も登っているのかな?
    浮島湿原の案内板で待っていたリーダーがもう40分位と説明があり、マミはKさんと2人で余力を残して下山に備えたいから此処
   までにしたいとお願いして、別行動させてもらう。皆さんを見送って案内板から10m程入った木道の上で昼食。11時50分。
   カッコーやウグイスの鳴き声はBGM。澄んだ空気に良く響く小鳥のサエズリ、また楽し。
   笹薮の向こうに雪原、湿原、遊歩道を歩いている人は、さっき此処を通り過ぎていった夫婦だ。2人でゆっくりランチタイムを楽しむ。
   12:40分出発。気を抜かんで雪渓を下る。多くの人とすれ違い追い越されたが、長靴にはお目にかからんかった。
   往路は見えなかった新緑、雪山の雪形を見ながら、花、雪、山を撮る。エンレイソウも見つけた。
   お天気に恵まれ皆さんに支えられて栂池トレッキングは無事完。長靴軍団が歩いた栂池の湿原は、今どんげ花が咲いているろっか
   (いるだろうか)。
   リーダー、マミをサポートしてくれた人達、そして我が相棒に感謝のエールを送りたい。 サンキュー