会山行紀行文 | 2008年5月24日 | NO.30 | 下権現堂山(896.6m) 上権現堂山(997.9m) |
越後三山、前衛の山 |
1507 N/O |
権現堂山は周囲に越後三山、守門岳、浅草岳を従えてその中にあって目立たない山といえます。
が周囲にそれだけの山を従えていると言うことは、展望台としての役割が大きい山と言えるのでしょう。
稜線上には唐松山もあり、登山口も4ヶ所あり、それぞれの楽しみ方が出来ます。
今回は会の山行と言うことで戸隠神社の長松口から登り、下権現堂〜中越〜上権現堂〜手ノ又登山口のコースを行きました。
唐松山へは数年前に行ったことはあるのですが、権現堂は初めてでした。
今日はどんより曇り空、蒸し暑くて展望はすっきりしなくて山座同定は少々難しそうです。
出発時に高校生(女子)と引率のグループと一緒になりました。途中、追いつ、抜かれつが、次第に追い越されっぱなしになりました。
若い人たちが山を歩いているって、良いものです。
最近、地元の山で出会うのは中高年ばかりなので。
急な登りを1時間40分ほどで「弥三郎清水」到着。水は流れていずに溜まった水を飲みました。
きっと、以前は流れていたのでしょう。
蒸し暑く、風がソヨとも吹かずに、急登はきつく、ペースダウン気味です。
そんな感じで頑張って歩きますと、ほどなく下権現堂に到着です。
本来なら此処からはグルリと越後三山、守門、浅草岳と展望出来るのでしょうが・・・
山頂にありました展望盤を眺めて想像するしかありません。
下権現堂山に岩にはめ込まれていた展望図です。
越後駒ケ岳が薄っすらと見えます。
下権現堂からは下り、登り返して上権現堂へ向かいますが、稜線上に登る山が見えて周囲の展望も効いて非常に気持ちの良い歩きです。
ツツジ、タムシバが咲いています。
上権現堂山頂にようやく残雪があり、休憩は雪の上で座る人、脇で雪を避けて座る人とそれぞれ、和気藹々のいつもの惣菜が飛び交う楽しいランチタイムでした。今日の空模様が雨になっていくとの心配からリーダーIさんとサブリーダーKさんは分岐の下りにザイルを付けるべく一足早くに出発されました。残った私たちは暢気にゆっくりと、でも予定よりは15分早めに切り上げての出発でしたが。
上権現堂からの下りではザレ場があり、リーダーとサブリーダーが付けて下さったザイルで慎重に下ります。
急な下りを過ぎて滝見台で一息つき、後は一気に下りです。
手ノ又登山口到着です。
タニウツギ
マムシソウ
中子沢温泉で汗を流して往路を帰ります。
ラッキーなことに心配していた雨ですが、私たちがバスに乗り込んで走ると同時くらいに降り始めました。
リーダーと皆さんの日ごろの精進のたまものでしょうか。
又、来年、少々季節を変えて、訪れたい山でした。
リーダー、サブリーダーはじめ皆様には大変お世話になりました。