会山行紀行文 2008.5.10 NO.26 佐渡金剛山・962m 花いっぱい!、眺め最高の佐渡島
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 佐渡の花は最高にいいよ! とは、いつも聞かされている言葉でした。いつか行ってみようと思いながら、なかなかその機
会がありませんでしたが、遂に今年の会山行に参加してきれいな花々を見ることができました。

 朝一番の6:00新潟西港発のフェリーで出発。天気予報は曇り降水確率10%、まずまずの山行日和です。
両津港からは3台のジャンボタクシーに分乗してアオネバ登山口へ。フェリーの中もそうでしたが、各地からの登山客がたく
さん乗り込んでしました。この登山口でも東京や名古屋からのツアー客がたくさんいます。

メンバーはAリーダー以下35名、3班に分かれて9:15アオネバ登山口より出発です。
驚いた事に、出発早々から花花花花のお出迎え、これ以降切れる事がありません。イチゲ、ヒトリシズカ、イワカガミ、エンレイソウ、サンカヨウの花々が、その可憐な姿を惜しげもなく見せてくれます。花の一つ一つが本土よりも大きいような感じが
しました。また、本土ではとっくにシーズンの終わったユキワリソウや、珍しいのではヤマシャクヤクも見ることが出来、ました。
もっとたくさんの種類があったように思いますが、自分はあまり詳しくないし、教えられてもスグ忘れてしますので記憶に残っていません。

「きれい〜!」 「スッゴイ!」 「素晴らしいわね〜」との歓声が続くうちにアオネバ十字路到着。ここは佐渡を縦走する車道となっており、左に行けば佐渡島の最高峰・金北山ですが、私達はそのアスファルト道路を右に歩き、金剛山を目指します。

少し歩いた先に”シラネアオイ”の大群落が!。この時期のスターとも言える薄紫の花ですが、ここまでたくさんの群落を見る
事はありません。
素晴らしい群落地を見た後は”ドンデン山荘”へ。ここからの両津湾や加茂湖の箱庭のような景色を眺めながら、芝生の上で
昼食となりました。
皆さんからの持ち寄りの手料理やお酒をたくさん頂き、ワイワイと屈託の無い話に花が咲きます。会山行のもう一つの楽しみ
です。曇り空ながらほぼ無風、暑くも無く寒くも無く、丁度良い天候に恵まれ
                             て楽しい1時間でした。


昼食後は、ドンデン池からいよいよ金剛山への長い歩きとなります。
樹林帯の中は、またまた花花花花の連続、息もつかせません。時々立ち止まっては写真を撮りながら一路金剛山を目指します。
ザゼンソウなどもたくさんの群落となって咲いているのを見ることが出来ました。
想像していたよりも長い感じの樹林帯の道でしたが、14:00に滑石通過、15:10金剛山頂上に到着しました。ここからも両津港や
加茂湖が手に取るように見えます。また、驚いた事に、遠く鳥海山も海の上に浮かんで見えました。




金剛山からの道は、なかなか歩きやすい落ち葉を踏みながらの道となりました。こういった道では仲間同士の会話も弾みます。
ワイワイとお喋りしているうちに、17:00に白瀬登山口に到着。全員元気良く迎えのジャンボタクシーに乗ることが出来ました。

両津のホテルで温泉に入り、サッパリとして19:30のフェリーに乗り込みました。新潟までの2時間半は楽しい”反省会”と称する
飲み会で盛り上がり、アッという間に新潟に帰りました。
念願の佐渡の花巡りが、こんなにも楽しい山行になろうとは、想像以上でした!。Aリーダー、良い企画をありがとうございました。
そして参加者の皆さん、お疲れさまでした。